御守り

主人が若い頃、勉強のため京都でお世話になっていた『あじ花』の親父さんが66歳で先月癌で亡くなりました。
とても優しい方で、いつも主人の事を気にかけてくれていました。
うちの店『あじ彩』の『あじ』は、この親父さんのお店の『あじ花』からいただきました。
『あじ彩』を開く前、親父さんは京都の七福神を巡って、御朱印を頂いてきてくれました。
『あじ彩』を造るとき、職人さんにお願いして、専用の壁を作っていただきました。
今も、大切に飾ってあります。




その『あじ花』で使っていた器などを形見分けしていただけるという事で、先日主人は京都へ行って来ました。
器も色々頂いてきたようですが、私が一番いいねと思ったのは、このカエルさんです
このカエルさんは『あじ花』で、親父さんやお客様たちをずっと見守っていたものです。
うちの主人が修行中、親父さんに怒られているところや楽しく過ごしているところも見ていた事でしょう。
今は『あじ彩』へ引越し、私たちとお客様を見守ってくれています。
『あじ彩』へ来て下さったお客様が、また『あじ彩』へカエルように･･･。